梶返天満宮
平安時代の延喜元年(901)、菅公が太宰府へ西下の途中、周防灘で強風に遭い船を進めることが出来なくなった。そこで船頭は舵を返して、この梶返村辻地蔵見崎に船を着け、風の静まるのを待った。やがて風は治まり菅公を乗せた船は太宰府に向けて出発した。それから二年後の延喜三年(903)に菅公は太宰府で薨去された。村人たちは菅公の徳を募ってこの梶返の地に社を建て、初めてこの地に船を着けられたので、着の森天神と唱えた。その当時はこのあたりは海岸だった。
- 所在地
- 宇部市西梶返1-6-11
- 電話番号
- 0836-21-3019